岩見沢市 企業紹介

IWAMIZAWA COMPANY GUIDE

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INTERVIEW


IWAMIZAWA AKARIYA

DATA

法人概要
従業員数_5人(利用者20人)
事業内容_就労移行支援、就労継続支援B型

〒068-0034
北海道岩見沢市有明町南1-20
岩見沢市コミュニティプラザB1
TEL 0126-35-1241
https://i-akariya.org/

(作業療法士 横山 円香)


電子書籍制作など先端的な作業で障がい者の就労を支援

広さ約90㎡の清潔な部屋に整然と並ぶ約30台のパソコンで利用者が作業する風景は、さながら時代の先端を行くIT企業のよう。岩見沢市内の障がい者就労支援施設では唯一、利用者がパソコンを通してさまざまな作業を行っているのが岩見沢あかり家だ。紙の本に代わって本格的に普及しつつある電子書籍をはじめ、ホームページ制作や各種印刷物のプリントサービス、ポスターの作成など幅広い業務を請け負っている。

「中でも、当施設の一番の特色と言える電子書籍は、写真集やグラビア、漫画、図鑑と多種多様。いずれも原本に忠実に、スマホやタブレットに対応できるよう作り変えています」。元プロの漫画家という経歴を持つ管理者の玉田寿充さんは語る。成果品のクオリティにこだわるのは、利用者にとって先の就労を見越したトレーニングという性格があるからだ。

もっとも、ほとんどの利用者は、元々はパソコンの初心者。スタッフの丁寧な指導でパソコンの基本操作を覚え、実践を通してスキルを身につけていく。「実社会に近い状態で作業をする。それが当施設の一番のセールスポイントです」

岩見沢あかり家は、札幌で障がい者就労支援施設を運営するNPO法人障がい者就労支援の会が2011年4月に岩見沢に開設。より地域に密着した活動をするため、18年4月にNPO法人として独立した。

有言実行。同月には早速、市観光協会と共同で、岩見沢の魅力を発信する雑貨ブランドの「i―coco(アイ・ココ)」を創設。岩見沢名物の天狗まんじゅうや市花のバラを模した羊毛フェルト製品を利用者が作り、同協会が運営する売店などで販売している。さらに、利用者の自宅とあかり家をウェブカメラでつなぎ、綿密に打ち合わせをしながら作業する在宅就労移行支援にも乗り出しており、18年8月時点で2人の利用者が利用している。障がい者就労支援では、市内初の取り組みだ。

時代の先であかりを灯し、障がい者の道しるべとなる。

岩見沢あかり家


人材育成に関して

デザインやビジネスマナーを学ぶ講座も
岩見沢あかり家の最大の特色は、利用者に対する手厚い支援だ。作業を通して実社会で通用するスキルを身につけさせるだけでなく、スキルを磨く「あかり家スクール」も月1~2回のペースで開講。ウェブやデザインなどを、その道のプロがみっちりと教えている。履歴書の書き方や電話応対などビジネスマナーが学べる講座もあり、利用者の就労と就労後を見据える。

「所内ではコミュニケーションを大切にしています」と話すのは、笑顔がチャーミングなスタッフの横山円香さん。人と話すのが苦手な利用者もおり、何気ない会話が苦手を克服するのに役立つという。スタッフ間で繰り広げられる会話で笑いが絶えないのも特色だろう。