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会社概要
資本金 _4,500万円
事業内容_通運事業,一般貨物自動車運送業,自動車運送取扱事業,倉庫業,内航運送取扱事業,宅配便取扱事業,航空貨物取扱事業,産業廃棄物収集運搬業,一般労働者派遣事業
〒068-0024
岩見沢市4条西8丁目1番地
ヤマシチ4・8ビル 4F
TEL 0126-22-3434
FAX 0126-25-3487
http://www.gantsu.jp/
岩見沢を代表する運送業の老舗、岩見沢通運。本社が立脚する地域の基幹産業は農業とあって、取扱品目のメインは農産物だ。年間取扱高は約30万tだが、その大半が農産物で、肥料や農薬などの農業資材を含めると、実に全体の約7割を農業関連が占める。
自社の持つ輸送手段はさまざまだが、主力は4割を占めるトラック輸送。トレーラーを含め50台近い車両を保有し、たしかな運転技術を持つプロのドライバーが道内各地へと安全・確実・迅速に輸送する。さらに、鉄道やコンテナ、船便、航空機なども駆使して、地域自慢の農産物をはじめとする貨物を道外へと運んでいる。
輸送だけではない。取引先のJAの選果場に人材を派遣し、選果作業も担う。さらに、末端の農家にも人材を派遣し、種まきや草取りなどの農作業を支援。つまり、農業生産現場という「川上」から、「川下」である消費者の近くまでが事業範囲。これが岩見沢通運の最大の特色だ。今井常務取締役は「こうした一貫体制を敷いている運送業者はほとんどない」と胸を張る。
岩見沢通運は1950年に設立。当初から「通運事業」と呼ばれる鉄道輸送に携わり、長距離・大量輸送の一翼を担ってきた。「通運」を名乗れるのは、この通運事業に関わる運送業者だけで、全国でも200社余りしかないという。鉄道輸送は環境負荷が少ないことから、脱炭素化の流れの中で再び脚光を浴びている。
さらに、岩見沢通運の歴史をひも解くと、地域のニーズに真摯に対応してきた点が際立つ。選果場や農家への人材派遣は、いずれもJAの要望を受けてのもの。信頼と実績を着実に積み重ね、今やそうした取引先のJAは、おひざ元のJAいわみざわをはじめ、道央、長沼など5JAに上る。
2024年4月からはトラックドライバーの時間外労働の上限規制が始まるなど、物流業界は大きな変革期に差し掛かっている。だが、「物的流通を通して社会に奉仕する」という岩見沢通運のモットーは不変。今後も、地域のニーズに対応し、物流が生む新たな価値を貪欲に追求し続ける。
岩見沢通運株式会社
運送業という業種のため、特にトラックドライバーの教育に注力。新任ドライバーには、ベテランが隣に乗って手取り足取り指導する。「デジタルタコメーター」を使った安全教育も特徴。その日の運行の最高速度や急ブレーキの回数などをデータ化し、ランク別に評価する。今井常務は「Aランクのドライバーがほとんどだが、B以下だと指導対象になる」と話す。
運送業は他の業種と比べても人材不足が深刻。その要因の一つとして「肉体労働」のイメージの強さがあるが、今井常務は「今は機械化が進んで、積み下ろしも手作業ということはほとんどない」と強調する。男女問わず「努力すれば役員はもちろん、社長にだってなれる会社」という。