『IWAMIZAWA COMPANY GUIDE』は、岩見沢地元企業の魅力を発信するサイトです。 求人や企業PRにお役立てください。
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会社概要
資本金 _900万円
従業員数_6人
事業内容_花きの生産・有機穀物の生産・加工品の販売・無人ヘリ、ドローンによる農薬散布・養鶏
〒068-0846
岩見沢市下志文町24-11
TEL 0126-26-3340(代表電話)
https://jake-i.com/
a.c@jake-i.com
ほんのりと黄色味がかったプリンは、甘さ控えめで飽きのこないさっぱりとした味覚。実はこのプリン、有機JAS認証を取得した鶏卵が原料となっている。生産しているのは、岩見沢市内でも先駆的な取り組みで知られる農業生産法人ジェイク。「おかげ様で、『おいしい』と評判です」と、同社の西村公一代表は笑顔で話す。
ジェイクは岩見沢市内下志文町の敷地で、鶏1500羽を平飼いで飼育。有機栽培した自社産のトウモロコシを餌として与えており、鶏卵は2020年に有機JAS認証を取得した。プリンのもう一つの主原料である牛乳は、同社が生産した有機トウモロコシを飼料に乳牛を飼育する道東の酪農家から仕入れて使用。つまり、全て有機にこだわった「安心・安全」のプリンと言える。
プリンは自社加工所で製造し、岩見沢複合駅舎1階で自社運営するおにぎり店「いわみざわ農園」で販売。同店ではプリンと同じく原料にこだわったソフトクリームや、鶏卵を使った「卵かけご飯」なども提供している。西村代表は「身体に入るものは、できるだけオーガニックが望ましい」と語る。
ジェイクは、西村公一氏が代表を務め、岩見沢市下志文町の約20haで花きや大豆などを栽培する西村農園を母体に2015年に設立。当初から産業用無人ヘリコプターや、ヘリコプターの一種であるマルチローターによる農薬散布を全国で手がけてきた。ただ、事業を通じて「農薬だけに頼る農業は持続しないのでは、という問題意識を持った」と西村代表。
2016年から、農薬や化学肥料を使わない有機栽培でトウモロコシなどを作り始め、有機JAS認証の鶏卵の生産へとつなげた。同社にとって初めての取り組みばかりで「失敗の連続だった」という。国は2050年までに有機農地を全体の25%に引き上げる目標を掲げ、時代が追い付いてきた。
ジェイクは、安全性や環境に配慮した農作物の生産工程を国際機関が認証する「グローバルGAP」などのアドバイス事業も手がける。西村代表は「失敗も含めさまざまな経験をしてきた当社だからこそできるアドバイスがあります」。100年後までをも見据え、農業の未来をリードする。
株式会社 JAKE
大変さを凌駕する達成感
採用はハローワークや求人サイトなどを利用。給与を含め待遇面は他の農業生産法人と比べてもそん色なく、「できるだけ残業させないようにしています」(西村代表)と、働き方改革の推進にも力を入れる。農業は一般に繁閑の差が激しいが、農園は通年栽培の花きが主力のため「1年中、仕事がある」という。
自社のセールスポイントについて、西村代表は「仕事はたしかに大変かもしれませんが、大変の捉え方は人それぞれ。それに安心・安全な食に貢献する仕事は、大変さを上回るくらいの達成感があります」とPRする。