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会社概要
従業員数_20人
事業内容_飲食店営業、菓子製造業_農産品を使用した菓子等の商品開発_製造受託(OEM)_催事、イベント出店
〒068-0026
北海道岩見沢市6条西1丁目4-3
TEL 0126-35-1945
https://www.soraka.shop/
パリの街角にあるカフェのような店内に入ると甘やかな香り。ショーケースには、エクレアやマカロンなど、見た目もかわいらしい色とりどりのスイーツが並ぶ。ジュ―ヴルが運営する「patisserie soraka(パティスリーソラカ)」は、岩見沢市の人気菓子店。特に、アレルギーの原因食物にもなる小麦をカットした「グルテンフリー」の米粉スイーツを製造していることで知られる。
独自の配合と製法によって、これまで米粉スイーツの課題だった「重たさ」を克服。どの商品も、米粉といわれなければ分からないほど、軽やかな食感と上品な味わいを持つスイーツに仕上げている。ジューヴルの池添幸子社長は「アレルギーのある方もそうでない方も、一緒に食べられるスイーツ。幅広い年齢、性別のお客様にご好評いただいています」と笑顔で話す。
地元・岩見沢産の農産物を活用しているのも特色。米粉の原料となる「おぼろづき」はもちろん、旬の食材を積極的に取り入れている。店舗には市内外から来客があるほか、北海道物産展にも出展し、遠方からの注文には急速冷凍で対応。「地産地消」とともに「地産他消」を志向している。
パティスリーソラカは、障がい者就労支援施設として2017年にオープン。精神や知的に障がいのある人ら約20人が利用し、製造現場で働いている。利用者一人ひとりの特性を理解し、パティシエの技術指導の下、分業体制を確立。池添社長は「エクレアを一人で全て作るのは難しくても、クリームを絞り入れるだけ、計量するだけだったらできる。適材適所でプロの味を出せるようにしています」と話す。
商品はグルテンフリー30種類を含め約200種類。近年は、札幌市内のホテルにグルテンフリースフレチーズケーキなどをバイキング用に製造して納入するなど販路を着実に拡大している。
売上増によって利用者の工賃アップを実現する一方、右肩上がりの需要に対応するための量産化が課題で、工場増設も計画。池添社長は「障がい者が自分らしく働ける環境をより一層整えたい」と意欲を示す。障がい者の夢まで載せたスイーツで、全国に幸せを届ける。
株式会社ジューヴル
従業員数は20人。国家資格の製菓衛生師を持つ職員3人、精神保健福祉士や社会福祉士、介護福祉士などの資格を持つ職員4人などが在籍する。グループホームも運営しており、シニア世代が活躍している。年齢構成は20代から70代までと幅広い。
研修や部門ごとの会議も頻繁に行っており、障がいのある人の理解や、事業の方向性などを職員間で共有。一方で、それぞれの価値観を大切に、役割分担も心がける。
障がい者も職員も「人は財」との思いが創業の原点。池添社長は「『働くことは生きること』という言葉を胸に、一人ひとりの人生に関わっていることを自覚して人財として育成していきたい」と話す。