岩見沢市 企業紹介

IWAMIZAWA COMPANY GUIDE

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INTERVIEW


KEIHIN SEIMITSU KOGYO

DATA

会社概要
資本金 _9,900万円
従業員数_500人(北海道工場140人)
事業内容_自動車部品製造

〒068-0111
北海道岩見沢市栗沢町由良2-4
TEL 0126-45-4433
http://ksk-inc.co.jp/

(北海道工場 工場長 石川 清隆)


知恵と五感のものづくりで自動車産業界に貢献

「知恵と五感のものづくり」をスローガンに、自動車部品を製造する京浜精密工業。マニュアル車のチェンジレバー、人の操作力をマニュアルトランスミッションに伝達するコントロールボックス、オートマチックトランスミッション部品やエンジン部品など、同社の製品はどれも自動車走行に欠かせない部品ばかりだ。

材料から完成までを1本で完結できるラインや、お好みで寿司を注文するように部品1個からの注文に迅速に応える柔軟性あるラインなどを持ち、自動車メーカーの多様なニーズに対応。中でも、鉄と同等以上の強度を持つアルミ材の鋳造や高速高精度で加工する技術には卓越したものがあり、業界の永遠の課題とも言える自動車の軽量化に大きく貢献している。

社名の由来ともなった創業の地、横浜市を本社に、栃木県鹿沼市の鹿沼工場、そして岩見沢市栗沢町の北海道工場の2拠点で生産活動を推進。このうち北海道工場は、製品の7割を業界トップのトヨタ向けに供給している。

優れた技術を生み出す源泉は、ものづくりへの徹底したこだわりだ。スローガンを体現した匠道場「入江塾」(鹿沼)では、ものづくりの基本のアナログ技能を先輩からじっくりと学ぶ。「たとえば材料を削ると、音、振動、熱、匂いがあります。機械を操作するのは人、デジタル時代だからこそ、人の持つアナログの五感が重要」と、石川清隆北海道工場長は語る。

特筆すべきは、1人当たり年間70件もの提案を出すという改善活動。15人前後の小集団でも改善活動を進めており、社内で予選を勝ち抜いた9チームによる「改善事例全社大会」を毎年7月に持ち回りで開催している。「持ち回りにしているのは、一人でも多くの社員に参加してほしいから。参加者は大いに刺激を受けて職場へ戻ります。現状維持ではなく、常に変化し続けることが大事です」社会貢献にことのほか熱心なのも同社の特色。東日本大震災の被災地で落語会を開いたり、食事を提供したりする活動を現在も続け、メディアにも取り上げられた。寸分の狂いも許されない精密な部品をつくる会社は、温かく人間味のある会社でもある。

京浜精密工業株式会社 北海道工場


人材育成に関して

女性やシニアらが働きやすい
「エイジフリーカンパニー」に
子育て中の女性やシニア、ハンディキャップのある人でも働きやすい「エイジフリーカンパニー」と「バリアフリーファクトリー」を標榜。そのモデル工場が、実は2016年に北海道工場の敷地内に新設された第5工場だ。立った状態でも車いすでも対応可能な検査装置や、女性だけの生産ラインなどを整備。育児休業制度も整え、ハード面だけでなくソフト面からも働き手を支える。「シニアや女性、ハンディキャッパーが安全・安心して働けるよう取り組んでいます」と石川工場長は話す。

アナログ技能の伝承に力を入れる傍ら、人と設備とシステムがインターネットを通じてつながるloTにも取り組み、19年には栃木で2か所目となる工場開設も控える。まだまだ成長する会社だ。