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INTERVIEW


MATSUYA SYOJI

DATA

会社概要
資本金 _1200万円
従業員数_7名
事業内容_総合食品商社

〒068-0042
北海道岩見沢市北2条西10丁目3番8号
TEL 0126-23-5175
https://matsuya-s.co.jp/


挑戦心旺盛な食品分野のグローカル企業

グローバルとローカルを掛け合わせた造語「グローカル」。マルナカ松屋商事ほど、この言葉が似合う企業はなかなかない。
同社は道産農水産物を中心に、安心・安全でこだわりの食品の開発と企画販売を手掛ける総合食品商社。取り扱う商品数は1700~1800点にも上る。岩見沢市に本社を置きながら、豪州ブリスベンとベトナム・ホーチミンにも事業所を開設。韓国や香港、米国、オランダ、ニュージーランドなどにも商品を輸出入する。道産ニンジンを初めて台湾に輸出した実績も持つ。

主力の食品流通では、「現場」にとことんこだわる。社員はフットワーク良く産地や営業先を周り、その距離は年間で地球10周分近くにもなるという。自身がその先頭に立つ中林正明社長は「生産者や産地が抱える悩みや問題点、バイヤーが求めることを把握することが食品流通には欠かせない。同時に消費者ニーズも常に考えて行動することで、三方よしとなる。当社はその仲立ちになりたい」と強調する。
商品開発も得意分野。生産者らの依頼を受け、加工品メーカーと共に新商品を検討。素材の良さを最大限に引き出し、かつ消費者が潜在的に求める商品を探る。そこでは、現場をきめ細かく回ることで培った社員の知識と経験がフルに生かされる。試作を重ねた末に、世に出た商品がヒットした例は枚挙にいとまがない。たとえば近年では、新得産のそばの実を肉の代わりに使い、ビーガン向けに開発したパスタソースなどがある。
商品の出荷先は、主に道外、そして国外。道外はコープ発祥のコープこうべ(兵庫県)をはじめとする大手量販店に卸すが、希少性を高める販売戦略から、基本は「1県1社」という。

「常に最新の情報を仕入れて世界的な視野でビジネスに取り組む。最終的には生産者に恩恵があればいいのではないですか」と中林社長。グローバルとローカルという両方の視点を併せ持つ同社の挑戦は終わらない。


マルナカ松屋商事株式会社


人材育成に関して

充実の研修で「食文化の伝道者」を育成

取引の決定権をある程度、社員本人に任せる「自己完結型営業スタイル」を標榜する。即断即決でスピード感のある仕事をするためだ。「そのためには社員一人ひとりの行動力と業界に対する理解力が必要」と中林社長。これらの力を養うための業界の仕組みから利益創出までを学ぶ研修にも取り組んでいる。

人材育成に当たって重視しているのは「常識への疑問を忘れない」「食品を売ることは食文化を伝えること」の2点。中林社長は「生産者の想いをくみながら、消費意欲が細分化している時代に対応できる『食文化の伝道者』として、社員だけでなく会社としても精進していきたい」と話す。