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会社概要
資本金 _1000万円
従業員数_6人
事業内容_スマート農業関連の各種調査・研究開発及び農業用システム/ソフトウェアの開発・販売
〒068-0034
北海道岩見沢市有明町南1-12
TEL 0126-33-4141
https://smartlink-h.co.jp
ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用して農業の省力化や生産性向上を目指すスマート農業。全国でも先進地とされる岩見沢にしっかりと根を下ろし、スマート農業の普及に貢献している企業が、その名もスマートリンク北海道である。
スマート農業の代表的な技術のひとつが、GPS をはじめとするGNSSからの情報を受信してトラクターを自動で走行させる「自動操舵」。従来のGNSS情報だけでは数メートルの誤差が生じたが、岩見沢市が市内3か所に設置した基地局からの補正信号を受信することで、誤差は3~5cmに抑制された。だが、仕組みが整うだけでは十分でない。同社は自動操舵に加え、農家が必要とする情報の配信も含め、システムがその効果を農業現場で最大限に発揮できるよう手助けするのが、同社の立ち位置だ。
さらに、岩見沢市が市内13か所に設置した気象観測装置を用いて、作物の生育予測や病虫害予測情報を農家に配信。衛星画像や航空写真の解析による有用な情報の抽出や、GNSSを活用したアプリケーション開発なども得意としている。仕事の内容は文字通り「スマート」だが、社員が胸に抱くのは農家に対する尊敬の念だ。北大農学部時代に全道の農家を土壌調査でくまなく回った経験があるという、ある幹部職員は「農家に憧れる」と心情を語る。中でも、岩見沢の農家に対する思い入れは強いという。「先進農業と言えば、以前は十勝だと思っていました。今は岩見沢。水稲を中心に7つの作物を作るなど輪作体系が充実しており、何よりスマート農業に非常に意欲的。それも若い世代だけでなく、中高年世代が率先して導入しています。こんな地域は他にありません」。
現在は、農家の労働負担軽減、収量・品質の向上に向けた情報提供に関する国のプロジェクト事業にも北大、試験研究機関、大手企業と連携して取り組んでいる。労働時間を抑制し、収量を上げ、岩見沢が全道一の収穫量を誇るお米のおいしさを、もう一段高いレベルに引き上げる画期的な研究だ。
農家へのリスペクトを胸に、知の力を駆使して農業の未来をつくる。
株式会社 スマートリンク北海道
最も欲しい人材はシステムエンジニアという。ただし、高度な水準のスキルは求めていない。むしろ必要なのは、仕事をトータルにマネジメントできる能力という。幹部職員は「このソフトウェアを応用すればこんなことができる、という柔らかい発想力があれば言うことなし。そのためには、仕事だけでなく遊びも好きな方がいい。やんちゃな人、大歓迎です」と語る。
仕事は農家を相手にすることが多いだけに、農業分野への造詣の深さが求められるが、「さらにプラスアルファがなければ、真に農家の役に立つのは難しい」と幹部職員。専門性の高さに加え、視野の広さも求められる。